“ケニン”の漢字の書き方と例文
ひらがな:けにん
語句割合
家人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悠々ウラウラと照り暮す山々を見せませう、と乳母が言ひ出した。木立ち・山陰から盗み見する者のないやうに、家人ケニンらを、一町・二町先まで見張りに出して、郎女を、外に誘ひ出した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
トモに立つて來た家人ケニンの一人が、大きな木の叉枝マタブリをへし折つて來た。さうして、旅用意の卷帛マキギヌを、幾垂れか、其場で之に結び下げた。其をユカにつきさして、即座の竪帷タツバリ—几帳—は調つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
トモに立つて來た家人ケニンの一人が、大きな木の叉枝マタブリをへし折つて來た。さうして、旅用意の卷帛マキギヌを、幾垂れか、其場で之に結び下げた。其をユカにつきさして、即座の竪帷タツバリ—几帳—は調つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)