“けうれん”の漢字の書き方と例文
語句割合
教練100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、かれはムキになればなるだけ教練けうれん武術ぶじゆつ失敗しつぱいし、上官達じやうくわんたちしかりつけられ、戰友達せんいうたちにはなぶりものにされるのだつた。——どくだな‥‥と、おもふことがわたし度々たび/\あつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
中根熊吉なかねくまきちの「うまさん」は二年兵ねんへいの二等卒とうそつで、中隊ちうたいでもノロマとお人好ひとよしとで有名いうめいだつた。教練けうれん度毎たびごとにヘマをやつて小隊長せうたいちやう分隊長ぶんたいちやう小言こごとはれつづけだつた。戰友達せんいうたちにもすつかり馬鹿ばかにされてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)