“ぐんりょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
軍旅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その治部大輔義元には、こんどの軍旅ぐんりょは、少なからぬ苦痛であったに違いない。肥えたわりに背の低い胴長な体に、赤地錦の直垂ひたたれ、大鎧をつけ、胸白の具足に、八龍を打った五まいしころかぶとをかぶった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹童ちくどうがあいずの狼煙のろしをみて、この地方に敵ありと知った武田伊那丸たけだいなまるは、白旗しらはたもり軍旅ぐんりょをととのえ、裾野陣すそのじん降兵こうへいをくわえた約千余の人数を、せいりゅうはくげんの五段にわかち、木隠こがくれたつみ山県やまがた
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)