“ぐんじやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
群青100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普通なみの絵具は生徒が買合せの安物の水絵具で辛抱してゐたが、緑青と群青ぐんじやうとだけは、自分のうちから懐中ふところぢ込んで来てそれを生徒に売つてゐた。
然しここの生活だけは乳金、代赭たいしや群青ぐんじやうの外にエメロオド、ロオズマツダア等を納れ得るのである。あの布を干す二三人の群を目の粗いカンヷスに取つたらさぞ愉快の事だらう。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
僕はこの女連中をんなれんぢゆうの化粧する所を興味をもつて観て居るが、いろんな白粉おしろいを顔から胸や背中へ掛けて塗り、目の上下うへしたにはパステルの絵具のやうな形をした紫、黒、群青ぐんじやうさまざまの顔料を塗るのは
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)