“くろめが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒目勝40.0%
黒瞳勝40.0%
黒眼勝20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのから、二人ふたりは、そのおんな大事だいじそだてました。おおきくなるにつれて、黒目勝くろめがちで、うつくしい頭髪かみのけの、はだいろのうすくれないをした、おとなしいりこうなとなりました。
赤いろうそくと人魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
女は俊助が首をもたげたのと前後して、遠い空から彼の上へうっとりとその黒瞳勝くろめがちな目を移した。それが彼の眼と出合った時、女の視線はしばらくのあいだ、止まるとも動くともつかず漂っていた。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
少女はやっと宣教師の顔へみずみずしい黒眼勝くろめがちの眼を注いだ。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)