“くろめがち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒目勝58.3%
黒眼勝33.3%
黒瞳勝8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと違って、スカンクスの奥さんはすごいような美人で、鼻は高過ぎる程高く、切目の長い黒目勝くろめがちの目に、有り余るこびがある。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
子供は、大きくなるにつれて黒眼勝くろめがちな美しい、頭髪かみのけの色のツヤツヤとした、おとなしい怜悧な子となりました。
赤い蝋燭と人魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
頬のまわりやあごの下にも、以前の豊な肉附きが、嘘のようになくなってしまった。僅に変らないものと云っては、あの張りのある、黒瞳勝くろめがちな、水々しい目ばかりであろうか。
袈裟と盛遠 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)