“くろす”のいろいろな漢字の書き方と例文

カタカナ：クロス

語句	割合
黒須	50.0%
黒樔	25.0%
黒澄	25.0%

黒須

一番上の照正（てるまさ）様は黒須（くろす）先生の前で数学の問題と組み討ちをしていた。

苦心の学友 (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)

黒樔

かれ出雲（いづも）に到りまして、大神（おほかみ）を拜み訖（を）へて、還り上ります時に、肥（ひ）の河^一八の中に黒樔（くろす）の橋^一九を作り、假宮を仕へ奉（まつ）りて、坐（ま）さしめき。

古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)

黒澄

火を背になし、沖の方（かた）を前にして立ち体（たい）をそらせ、両の拳（こぶし）もて腰をたたきたり。仰ぎ見る大ぞら、晴に晴れて、黒澄（くろす）み、星河（せいか）霜（しも）をつつみて、遠く伊豆の岬角（こうかく）に垂れたり。

たき火 (新字新仮名) ／ 国木田独歩(著)