“くちじり”の漢字の書き方と例文
語句割合
口尻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島田しまだつて弱々しく両肩りやうかたさがつた小作こづくりの姿すがたと、口尻くちじりのしまつた円顔まるがほ、十六七の同じやうな年頃としごろとが、長吉ちやうきちをして瞬間しゆんかんあやふくベンチから飛び立たせやうとしたほどいとのことを連想せしめた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
皮肉に口尻くちじりを曲げて言いはなった左膳、足早に歩きだした。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)