“ぎょがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御願75.0%
魚眼25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜ捨てた。そのような弱い意志では、長谷への御願ぎょがんもあだ事でしかなかろう。子のだいへかけてまでの願望となら、親自体、子の根になって未来を
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三十三間堂の建立こんりゅうは、鳥羽上皇の御願ぎょがんによるもの。一千一体の仏像をすえおかれ、供養をかねた落成式は、天承元年三月十三日の都じゅうをわきたたせた盛事であった。
魚眼ぎょがんというりのある眼、りのふかい鼻すじ、まゆの形、いい唇、個々に見れば見るほど、なおどこかで記憶のある女の顔であった。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
魚眼ぎょがんレンズをとおした写真を調べてみるまでもなく、大声をあげたりして、もう明瞭めいりょうな失敗をしたQX30だった。もう再度さいど、生きて此のレビュー館は出られなくなった。
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あの間諜座ね『魚眼ぎょがんレンズ』のついた撮影機で、観客一同の顔つきが何時いつでも自由自在にとれるんだそうだ。ぬかりはあるまいが、顔色を変えたり、変にキョロキョロしちゃいかん。
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)