“きんざい”の漢字の書き方と例文
語句割合
近在100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醤油屋しょうゆやというのは、むかしからあるみせで、この近在きんざい人々ひとびと得意とくいとしていました。おじいさんもごろっているので、そのいえたずねたのであります。
夜の進軍らっぱ (新字新仮名) / 小川未明(著)
惜まず施し病人へは醫師いしを頼んでくすりのませなどして貧民を救ふ事を常の樂みとなしければ丸龜まるがめ近在きんざいにては後藤半四郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
小諸こもろの竹の子は、鴇窪ときくぼという近在きんざいのほうからくるわらびを見て笑いだしました。小諸にはこんもりとした竹の林と言えるほどのものはほとんど見当たりません。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)