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きりずみ
ふりがな文庫
“きりずみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
切炭
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切炭
(逆引き)
前に
褥
(
とこ
)
を取り、桐の胴丸
形
(
がた
)
の火鉢へ
切炭
(
きりずみ
)
を
埋
(
い
)
け、其の上に利休形の鉄瓶がかゝって、チン/\と湯が
沸
(
たぎ
)
って居りまする。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
熱い
蕎麦湯
(
そばゆ
)
を
啜
(
すす
)
りながら、あかるい
洋灯
(
ランプ
)
の下で、
継
(
つ
)
ぎ立ての
切炭
(
きりずみ
)
のぱちぱち鳴る音に耳を傾けていると、赤い
火気
(
かっき
)
が、囲われた灰の中で
仄
(
ほのか
)
に揺れている。時々薄青い
焔
(
ほのお
)
が炭の
股
(
また
)
から出る。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
湯から上ったら始めて
暖
(
あ
)
ったかになった。
晴々
(
せいせい
)
して、
家
(
うち
)
へ帰って書斎に這入ると、
洋灯
(
ランプ
)
が
点
(
つ
)
いて
窓掛
(
まどかけ
)
が下りている。火鉢には新しい
切炭
(
きりずみ
)
が
活
(
い
)
けてある。自分は
座布団
(
ざぶとん
)
の上にどっかりと坐った。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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