“きょうなん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兇難33.3%
峡南33.3%
橋南33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人形にんぎょうの紙をみ神光あかしで焼くこと七たび、かくして、十ぽう満天まんてんの星をいのりますれば、兇難きょうなんたちどころに吉兆きっちょうをあらわして、どんな大敵にいましょうとも
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その折私は始めて小宮山氏から「木喰もくじき上人」という名を聞かされました。そうして峡南きょうなんの人だということが付け加えられました。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
燕将張武ちょうぶ悪戦して敵をしりぞくといえども、燕軍遂にたず。ここに於て南軍は橋南きょうなんとどまり、北軍は橋北に駐まり、あいするもの数日、南軍かて尽きて、を採って食う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)