“きうてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
灸點33.3%
九天33.3%
糾纏33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今の千萬長者と同じひゞきを持つた時代、——十兩から上の泥棒は首を斬られた時代——に、灸點きうてん横町の裏長屋で、九百九十兩溜める人間も溜める人間なら
錢形平次と八五郎は、お濱に案内させて、直ぐ佐久間町の灸點きうてん横町へ驅け付けました。
天地呼吸こきふして万物ばんぶつ生育そだつる也。天地の呼吸こきふつねうしなふ時は暑寒あつささむさ時におうぜず、大風大雨其余そのよさま/″\の天へんあるは天地のやめる也。天に九ツのだんあり、これを九天きうてんといふ。
按ずるに標題の糾繩きうじようは隋書に「若不糾繩、何以粛厲」と云つてある如く、ただす義である。此を以て此書に名づけたのは不審である。わたくしは或は糾纏きうてんの誤ではなからうかと疑つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)