“がんり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元利50.0%
眼裏50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄も、ここちょっと手もとがたらなくて、いささか困却こんきゃくしておるのだが、三期の玉落ちで、元利がんり引き去って苦しくないから、どうだろう、五十両ばかり用だってもらえまいか
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
青山の家にできた大借は元利がんりおよそ三千六百円ばかりの惣高そうだかに上った。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
凝重ぎょうちょう穎鋭えいえいの二句、老先生眼裏がんりの好学生を写しいだきたってしん有り。此の孤鳳皇こほうおうを見るというに至っては、推重すいちょうまた至れり。詩十四章、其二に曰く
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
眼裏がんりちりあれば三界はせまく、心頭しんとう無事ぶじなれば一しょうかんなり」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)