“がしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
我執100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Yは相当なところまで出世した。しかし、Yの持つて生れた度外れの気位と我執がしゅうの性質から、たうとう長上ちょうじょうと衝突して途中で辞めて仕舞しまつた。
過去世 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
わたくしなどは随分ずいぶん我執がしゅうつよほうでございますが、それでもだんだん感化かんかされて、肉身にくしんのお祖父様ぢいさまのようにおした申上もうしあげ、勿体もったいないとはりつつも
我執がしゅうと自負と虚偽きょぎとのわなにかかって身もだえしている嫉妬心の亡者もうじゃ、それ以外に今の自分に何が残されているというのだ。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)