“からおり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カラオリ
語句割合
唐織70.0%
韓織20.0%
空檻10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんちりめんへ雨雲を浅黄あさぎ淡鼠ねずみで出して、稲妻を白く抜いたひとえに、白茶しらちゃ唐織からおり甲斐かいくちにキュッと締めて、単衣ひとえには水色みずいろ太白たいはくの糸で袖口の下をブツブツかがり
かとりのやうで、韓織からおりのやうで、——やつぱり此より外にはない、清らかな上帛はたぢや。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ベナビデスが素早く猿臂えんぴを伸ばして、背後うしろの机の顕微鏡を取って投げ付けたのであった。顕微鏡はくるくると舞って後方の空檻からおりにドカーンと烈しい音をたてた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)