“空檻”の読み方と例文
読み方割合
からおり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ベナビデスが素早く猿臂えんぴを伸ばして、背後うしろの机の顕微鏡を取って投げ付けたのであった。顕微鏡はくるくると舞って後方の空檻からおりにドカーンと烈しい音をたてた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)