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かみくだ
ふりがな文庫
“かみくだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
噛砕
80.0%
咬砕
10.0%
噛碎
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
噛砕
(逆引き)
愛撫
(
あいぶ
)
するだけではあきたらず、それを愛するの余りに、彼は、ギルガメシュ伝説の最古版の粘土板を
噛砕
(
かみくだ
)
き、水に
溶
(
と
)
かして飲んでしまったことがある。
文字禍
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
かみくだ(噛砕)の例文をもっと
(8作品)
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咬砕
(逆引き)
宮は
牀几
(
しようぎ
)
に
倚
(
よ
)
りて、
半
(
なかば
)
は聴き、半は思ひつつ、
膝
(
ひざ
)
に散来る
葩
(
はなびら
)
を拾ひては、おのれの唇に代へて
連
(
しきり
)
に
咬砕
(
かみくだ
)
きぬ。
鶯
(
うぐひす
)
の声の絶間を流の音は
咽
(
むせ
)
びて止まず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
かみくだ(咬砕)の例文をもっと
(1作品)
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噛碎
(逆引き)
われは此評の殼を
噛碎
(
かみくだ
)
きて、其肉の甘さと其
核
(
たね
)
の苦さとを味ふ。人間派なきは大詩人なきなり、妙手なきなり。舊作家の固有派に屬するは、其凡手なるためなり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
かみくだ(噛碎)の例文をもっと
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