噛碎かみくだ)” の例文
新字:噛砕
われは此評の殼を噛碎かみくだきて、其肉の甘さと其たねの苦さとを味ふ。人間派なきは大詩人なきなり、妙手なきなり。舊作家の固有派に屬するは、其凡手なるためなり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)