“かなぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金庫40.0%
鉱石庫20.0%
金藏20.0%
銭庫20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諺にも、「賢妻は家の鍵なり」というが、どうして、うちの内儀さんときては大切な金庫かなぐらのかけがえのない錠前だわい、と猪之さんには内儀さんを誇りにする気もちがある。
神楽坂 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
鉱石庫かなぐらの外やうちではたらいていたあらくれ男は、その山笛をきくと持っているつち天秤てんびんもほうりなげて、ワラワラと熊蔵のいる土手どての下へあつまってきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これ、伊部熊蔵いのべくまぞうをよべ、おく鉱石庫かなぐらにいるはずじゃ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
壁の大阪土の中に掘穴を塗り込んで、それをりれば地下の銭庫かなぐらへ抜けられるように仕組んであった。