“かなえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鼎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、私は子供のころから体が弱かったので、茨城県の北相馬郡布川(ふかわ)町に行って医者をしていた長兄の鼎(かなえ)の許に預けられることになった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
蓋(けだ)し聞く、大禹(たいう)鼎(かなえ)を鋳(い)て、神姦鬼秘(しんかんきひ)、その形を逃るるを得るなく、温嶠(おんきょう)犀(さい)を燃して、水府竜宮、倶(とも)にその状を現わすを得たりと。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
生命(いのち)を軽(かろ)んずること鴻毛(こうもう)のごとく、約を重んずること鼎(かなえ)に似たり。とむずかしくいえばいうものの、何の事はがあせん、人殺しの飯事(ままごと)だ。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)