“かしぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河岸倉25.0%
河岸蔵25.0%
河岸藏25.0%
貸蔵25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海から細く入江になっていて、伝馬てんまはしけがひしひしとへさきを並べた。小揚人足こあげにんそくが賑かなふしを合せて、船から米俵のような物を河岸倉かしぐらへ運びこんでいる。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
まアういう訳で取附く事が出来ねえから、鍋焼饂飩なべやきうどんと化けてると、川口町に春見うじとあって河岸蔵かしぐらみんな君のだとねえ、あのくれいになったら千円ぐらいはくれても当然あたりめえ
この大火のまち、深川にも、本所にも幕府ばくふの倉庫があり、商庫しようこもあつたことは、深川の河岸藏かしぐらには、米十萬七千俵、其他に、豆、麥、酒、油など莫大だつたと
花火と大川端 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
金貸かねかしをする、質屋をする、富豪ものもちと云われるように成って、霊岸島川口町れいがんじまかわぐちちょうへ転居して、はや四ヶ年の間に前の河岸かしにずうっと貸蔵かしぐらを七つも建て、奥蔵おくぐら三戸前みとまえあって、角見世かどみせで六間間口の土蔵造どぞうづくり