“かきて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
執筆家20.0%
描者20.0%
書手20.0%
画手20.0%
舁子20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おのれごときにこの体を、女の操を許そうや! 穢らわしい穢らわしい! ……山岸主税様が隠語の執筆家かきてを、この八重と承知の上で、汝の許へ申し出たとか! 嘘だ、嘘です、何の何の
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その画がまがいもない歌麿うたまろの筆であったことは、その後見た同じ描者かきての手に成った画のしなやかな線や、落着きのいい色彩から推すことができた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
こゝに名前なまへいてある人達ひとたち見附みつけていと言附いひつかったが、書手かきて如何樣どのやう名前なまへきをったやら、こりゃ一かう見附みつからぬわい。學者ものしりところかにゃならぬ。
画手かきてと与次郎は笑ひ出した。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この駕籠は籐椅子を二本の長い竹に結び、二人の鮮人の舁子かきてが担ぐのだが、樽神輿たるみこしにでも乗った気持ちで甚だ快い。
淡紫裳 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)