“かきすて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掻捨50.0%
書捨50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「旅の恥は掻捨かきすてサ」とお種が言った。「気晴しに、私も子供に成って遊ぶわい……それはそうと、豊世は御隠居さんのところへ行って、御仕度はいかがですかッて見て来ておくれや」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一旦いったん帰京かえって二度目にまた丁度ちょうど行きつきたる田原がきい狼狽ろうばいし、わが書捨かきすてて室香に紀念かたみのこせし歌、多分そなたがしって居るならんと手紙の末にかき頓智とんちいだ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)