“かがみとぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鏡磨66.7%
鏡研33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例祭は五月五日で、前祭として五月二日にお鏡磨かがみとぎ祭、同三日には競馬くらべうま祭、同四日に御綱おつな祭がある。
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
木賃には、旅芸人だの、鏡磨かがみとぎだの、木挽こびきだの、雑多な者が泊っては入れ交わって行った。日吉の皮膚は、のみしらみにもきたえられていたし、そういう人種の持つ特有なにおいにも馴れていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そういやあ作平さん、お前さんの鏡研かがみとぎも時代なものさ、おたげえに久しいものだが、どうだ、御無事かね。二階から白井権八の顔でもうつりませんかい。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
というと研屋とぎやの五助、わめいて、むッくとね起きる。炬燵の向うにころりとせ、貧乏徳利を枕にして寝そべっていた鏡研かがみとぎの作平、もやい蒲団ぶとん弾反はねかえされて寝惚声ねぼげごえ
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)