鏡磨かがみとぎ)” の例文
例祭は五月五日で、前祭として五月二日にお鏡磨かがみとぎ祭、同三日には競馬くらべうま祭、同四日に御綱おつな祭がある。
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
木賃には、旅芸人だの、鏡磨かがみとぎだの、木挽こびきだの、雑多な者が泊っては入れ交わって行った。日吉の皮膚は、のみしらみにもきたえられていたし、そういう人種の持つ特有なにおいにも馴れていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)