“かいはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
開版37.5%
改板25.0%
開板25.0%
乖反12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その著訳の一条については今コヽで別段に云う事はない、私の今年開版かいはんした福澤全集の緒言ちょげんつまびらかかいてあるかられは見合せるとして、その著訳事業中、すなわち攘夷論全盛の時代に
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その存じているのは後に改板かいはんしたものである。ただ一つここにしばらく問題外として置きたいものがある。それは沼田頼輔ぬまたらいすけさんが最古の「武鑑」として報告した、鎌田氏かまだうじの『治代普顕記ちたいふけんき』中の記載である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
亀吉を見出したのであるが、若いに似合わず熱のある仕事振りが意にかなって、ついこの秋口、鶴喜つるきから開板かいはんした「美人島田八景」に至るまで、その後の主立おもだった版下は
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
そして私たちの最大の苦痛である。愛されないようにする力が私たちの生命のなかにある。そして愛を善しとほめる心がある。その二つのものの乖反かいはんはけっして一致してはいない。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)