“改板”の読み方と例文
読み方割合
かいはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多々羅三平の件をことごとく削除さくじょしては、全巻を改板かいはんする事になるから、簡潔明瞭めいりょうに多々羅三平は股野義郎にあらずと新聞に広告しちゃいけないかと照会したら、いけないと云って来た。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その存じているのは後に改板かいはんしたものである。ただ一つここにしばらく問題外として置きたいものがある。それは沼田頼輔ぬまたらいすけさんが最古の「武鑑」として報告した、鎌田氏かまだうじの『治代普顕記ちたいふけんき』中の記載である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)