“おもやつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面窶92.0%
面婁4.0%
面瘻4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その様子を見るとまた身体からだでも良くないと思われて、真白い顔が少し面窶おもやつれがして、櫛巻くしまきにった頭髪あたまがほっそりとして見える。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
頬のかかり白々しろじろと、中にも、円髷まるまげったその細面ほそおもて気高けだかく品の女性にょしょうの、もつれたびんの露ばかり、面婁おもやつれした横顔を、またたきもしないそうの瞳に宿した途端に、スーと下りて、板の間で
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
半年ばかり会わなかった間に、綾子さんは見違えるほど面瘻おもやつれして、大きな眼がますます大きく、ふっくりしていた頬の肉もすっかり落ちて、何となく老けました。
蛇性の執念 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)