“おもやつれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面瘁33.3%
面窶33.3%
面羸33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思ひに思ふのみにて別れて後の事は知らず、如何いかなるわづらひをやさまでは積みけん、よはひよりは面瘁おもやつれして、あやしうも物々しき分別顔ふんべつかほに老いにけるよ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
瓜核顔うりざねがおの、鼻の準縄じんじょうな、目の柔和やさしい、心ばかり面窶おもやつれがして、黒髪の多いのも、世帯を知ったようで奥床しい。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのゆゑとも覚えずあまりしる面羸おもやつれは、唯一目に母が心をおどろかせり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)