“おひはぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追剥75.0%
剽盜15.0%
剽盗5.0%
放馬5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥右ヱ門は、坊主と乞食こじきだけはして見る気がありませんでした。ああいふものになるよりは、追剥おひはぎになつた方がましだ、などと考へてをりました。
鳥右ヱ門諸国をめぐる (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
今度は小田卷直次郎に強請ゆすられて、剽盜おひはぎまで働いて金を貢がなければならなかつた——と思ひ込んだ。
一群ひとむれ剽盗おひはぎが馬車を取り巻いた。中にも大胆な奴等が馬の鼻の先で松明たいまつを振ると、外の奴等は拳銃の口を己達に向けた。己達の連れてゐた家隷けらいは皆逃げてしまつた。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
その開卷に旅客心得として、江湖十二則を掲げてあるが、概して盜賊・放馬おひはぎ欺騙かたり掏摸すり拐騙もちにげ偸換すりかへ等に對する注意に過ぎぬ。
支那人の妥協性と猜疑心 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)