“おいはぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追剥89.4%
剽盗7.6%
剪賊1.5%
追剥強盗1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊に、女が誘拐かどわかされたとか、追剥おいはぎにあって裸にされたとかいう小事件は、街道筋には朝に夕にあることで、めずらしくもなんともない。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
琵琶びわの箱を背に負うて、座頭の位をあがなうために京上りをする途中、剽盗おいはぎや強盗に出遇う話はしば/\昔の物語の中に見受けられる。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「何、そんな、」とかえって剪賊おいはぎに出逢ったように、肩をねじるほどなおすべりのい花色裏。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「成る程なあ。あそこは追剥強盗おいはぎが名物じゃけに仕事には持って来いじゃろう。しかし都合よう遣って来たかな野西が……」