“家隷”の読み方と例文
読み方割合
けらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の忠実な家隷(けらい)フランソアが「すぐに出せ」と云ふ命令と共に、それを受け取るや否や、今物を書いてゐる此机の引出しから、僕は拳銃を取り出して
不可説 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
橋谷はついて来ていた家隷(けらい)に、外へ出て何時(なんどき)か聞いて来いと言った。家隷は帰って、「しまいの四つだけは聞きましたが、総体の桴数(ばちかず)はわかりません」
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
主は家隷(けらい)を疑い、郎党は主を信ぜぬ今の世に対しての憤懣(ふんまん)と悲痛との慨歎(がいたん)である。此家(このや)の主人はかく云われて、全然意表外のことを聞かされ、へどもどするより外は無かった。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)