“おのえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尾上92.6%
峰上3.7%
斧柄3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
影が、結んだ玉ずさのようにも見えた。——夜叉ヶ池のお雪様は、はげしいなかにおゆかしい、野はその黒雲くろくも尾上おのえ瑠璃るり、皆、あの方のお計らい。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いもと二人あかとき露に立濡れてむか峰上おのえの月をるかも
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
其の斧柄おのえを振り上げ「茲へ入っては可けません」と叫び横手の潜戸を尻目に見た、誰も入ろうとは云わぬのに、アア分った此の婆は多少精神が錯乱して居て、爾して多分日頃から甚蔵に
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)