“おそざくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遅桜80.0%
晩桜13.3%
遲櫻6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古奈こな、長岡——長岡を出た山路には、遅桜おそざくら牡丹咲ぼたんざきが薄紫に咲いていた。長瀬を通って、三津の浜へ出たのである。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
晩桜おそざくらが咲いていた。
呼ばれし乙女 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
はなくだしあらたれて、いけおも小濁さゝにごり、遲櫻おそざくらかげ宿やどし、椿つばきくれなゐながす。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)