“古奈”の読み方と例文
読み方割合
こな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古奈こな、長岡——長岡を出た山路には、遅桜おそざくら牡丹咲ぼたんざきが薄紫に咲いていた。長瀬を通って、三津の浜へ出たのである。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二月は、伊豆の古奈こなへ行った。丹那たんなトンネルは初めてなので、熱海あたみを出るときから嬉しくて仕方がなかった。八分位かかると聞いたけれども、随分ながいトンネルのような気がした。
生活 (新字新仮名) / 林芙美子(著)