“おさが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御降40.0%
御下20.0%
御探20.0%
御退20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あしたは明治大学がやすみになって嬉しいから、御降おさがりをちょっと作りました。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「最早お前さんも子供では無いから、三度々々御茶受おちゃうけは出しませんよ」なぞと言いながらも、矢張やっぱり子供の時分と同じように水天宮の御供おそなえ御下おさがりだの塩煎餅しおせんべいだのを分けてくれた。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「まあ奥様でも御貰ひになつてから、緩つくり、御役でも御探おさがしなさる御積りなんでせうよ」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
政府おかみに何か騒が御座いましてネ、今の大隈様おほくまさんだの、島田様だのつてエライ方々が、皆ンなそろつ御退おさがりになりましてネ、其時山木様も一所に役を御免おやめになつたのです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)