“おおいのかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大炊頭80.0%
大炊守20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今宵こよい始めて聞いた,娘は今度逗留中かねて世話をする人があッて、そのころわが郷里に滞在していた当国古河こがの城主土井大炊頭おおいのかみの藩士なにがしと、年ごろといい、家柄といい
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
三月十二日に老中ろうじゅう土井どい大炊頭おおいのかみ利位としつらを以て、抽斎に躋寿館講師を命ぜられた。四月二十九日に定期登城とじょうを命ぜられた。年始、八朔はっさく、五節句、月並つきなみの礼に江戸城にくことになったのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ひとりは池田備前守びぜんのかみ侯の家臣でこの二月から帰藩中、残りのひとりはこれも土井大炊守おおいのかみのご家臣で、同様この四月から帰国中ということでしたから、むろん
駕籠かごでずっと千駄木村せんだぎむらなる土井大炊守おおいのかみのお下屋敷へおなりになり、ここで狩り着にお召し替えとなって、吉祥寺裏のおたかべやからお鷹をお連れになり、上尾久かみおぐ、下尾久、と川に沿って