“おおいぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巨犬50.0%
大狗25.0%
豪犬25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まことに分秒電火の働き、一散に下階した駈下かけおりて、先刻忍びし勝手口より、と門内にのがれ出づれば、米利堅産種メリケンだね巨犬おおいぬ一頭、泰助の姿を見て、すさまじく吠えいだせり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ほとんど憎げなる栗うり、やさしくいとほしげなるすみれうり、いづれもむれゐる人の間を分けて、座敷の真中まなか帳場ちょうばの前あたりまで来し頃、そこに休みゐたる大学々生らしき男の連れたる、英吉利種イギリスだね大狗おおいぬ
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ホッと息をついて裏門のくぐを押すと、迎えに出でた真黒な豪犬おおいぬ
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)