“おおあくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大欠伸87.1%
大欠6.5%
大叭3.2%
大欠呻3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五月蠅うるさがって出るのは彼方の勝手だ。——決心に満足を感じ、せきは誰はばかるところない大欠伸おおあくびを一つし、徐ろに寝床へ這い込んだ。
(新字新仮名) / 宮本百合子(著)
暫時しばらくすると、ひとり書籍ほんを草の上に投げ出して、のびをして、大欠おおあくびをして
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
婆芸者が土色したうすっぺらな唇をじ曲げてチュウッチュウッと音高く虫歯を吸う。請負師が大叭おおあくびの後でウーイと一ツおくびをする。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
見ると真紅な顔をして「アー」と大欠呻おおあくびをしながら、目をこすっている。
木曽御嶽の両面 (新字新仮名) / 吉江喬松(著)