“えりごの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
選好66.7%
選択33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よろしうございます、わたくしは決して、どなた、こなたと選好えりごのみを致すようなうつわではございません」
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
文学者は平素ふだんからこんな画を一枚壁にかけて、その下で馬のやうに欠伸あくびでもしてゐたいと思つてゐたが、今多くの人の前で自分の選好えりごのみをひとに言ひ当てられてみると
家の惣菜そうざいなら不味くても好いが、余所よそへ喰べに行くのは贅沢ぜいたくだから選択えりごのみをするのが当然であるというのが緑雨の食物くいもの哲学であった。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)