“うんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雲漢40.0%
雲鬟40.0%
雲間20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百露のてつ、それあにかんがみせざるべけんや。たといここに人あり、いま現に雲漢うんかんよりくだるも、その言行神聖ならずんば、人いずくんぞ上帝の一子なりとなさんや。いわんやその子孫においてをや。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
一陣の罡風こうふう送春を断す 名花空しく路傍の塵に委す 雲鬟うんかん影を吹いて緑地にでんす 血雨声無く紅巾にむ 命薄く刀下の鬼となるを甘んずるも 情は深くしてあに意中の人を
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
先刻まで一日丸潰れと覚悟をめていた僕達も、雲間うんかん二三尺の青空せいくうに恐ろしく慾の皮が突っ張って来た。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)