“うからやから”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
親族氏族50.0%
家眷親属50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
香央も従来もとよりねがふちなみなれば深く疑はず、妻のことばにきて、婚儀ことぶきととのひ、両家の親族氏族うからやから四九鶴の千とせ、亀の万代よろづよをうたひことぶきけり。
只清盛が一二三人果にんくわ大にして、親族氏族うからやからことごとく高き官位につらなり、おのがままなる国政まつりごと執行とりおこなふといへども、一二四重盛忠義をもてたすくる故、いまだときいたらず。汝見よ、平氏も又久しからじ。
や、じゃが、家眷親属うからやから余所よそで見るまなこには、鼻筋の透った、柳の眉毛、目を糸のように、睫毛まつげを黒うふさいで、の、長煩らいの死ぬ身にはちりすわらず、色が抜けるほど白いばかり。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)