親族氏族うからやから)” の例文
香央も従来もとよりねがふちなみなれば深く疑はず、妻のことばにきて、婚儀ことぶきととのひ、両家の親族氏族うからやから四九鶴の千とせ、亀の万代よろづよをうたひことぶきけり。
只清盛が一二三人果にんくわ大にして、親族氏族うからやからことごとく高き官位につらなり、おのがままなる国政まつりごと執行とりおこなふといへども、一二四重盛忠義をもてたすくる故、いまだときいたらず。汝見よ、平氏も又久しからじ。