“いわのひめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
岩野媛33.3%
石之姫33.3%
磐姫33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仁徳天皇にんとくてんのうはお位におのぼりになりますと、難波なにわ高津たかつみやを皇居にお定めになり、葛城かつらぎ曽都彦そつひこという人のむすめ岩野媛いわのひめという方を改めて皇后にお立てになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
この天皇の皇后でいらしった岩野媛いわのひめは、それはそれは、たいへんにごしっとのはげしいお方で、ちょっとのことにも、じきに足ずりをして、火がついたようにお騒ぎたてになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
石之姫いわのひめ筒木宮つつきのみやおこってこもられ、みかどをして手を合さんばかりに詫言わびごとを申さしめ給いし例などは随分はげしい事ですが、それが仁徳にんとく帝の御徳をわずらわしているでもなく
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
仁徳天皇の磐姫いわのひめ皇后が、天皇を慕うて作りませる歌というのが、万葉巻第二の巻頭に四首載っている。此歌はその四番目である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)