“いひまぎら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
云紛50.0%
言紛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「然し僕は政治家でないから。」と自分は其れとなく適任者でない事を暗示して云紛いひまぎらしたが内心では一種の痛苦を感じた。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
其處へ置捨おきすてにして逃失にげうせし由又其時檀家といつはまゐりたる者も三人是有る趣き兩寺より訴へ出しなり其せつのことは其方も其一人ならん此事有體に白状はくじやうせよ萬一かくし立なさばきびしく申付方有ぞと大音だいおんいはれしかば多兵衞は大岡殿の威權ゐけんのまれわな/\ながら心中におもひけるは此事斯までさとられし上はとても言紛いひまぎらすこと叶は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)