“いっきょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一炬58.8%
一挙35.3%
逸居5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
扶たちの野寺の陣は、やがて将門について押しせた郎党と土民軍の攻勢に会って、一炬いっきょの炎にされてしまい、潰走する扶たちの部下も何十人となく討たれた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あの金博士の意地悪いじわるめ。僕は、英艦隊を一挙いっきょにして撃沈げきちんしたいため、うまうまと博士の見えいた悪戯いたずらに乗せられてしまったんだ。ちくしょう、ひどいことをしやがる」
教の人における、一日もなかるべからず。飽食・暖衣・逸居いっきょして教なきは、禽獣に近し。教の政における、そのいつなり。われきく、文明の国たる、王家大礼あれば必ず教師をひきてこれをつかさどらしむ。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)