“いだてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
韋駄天93.8%
章駄天3.1%
聿駄天1.5%
韋駝天1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両手を振りながら韋駄天いだてんと、こなたへ馳けてくる人影が見える。その迅いことは、まるで疾風に一葉の木の葉が舞ってくるようだった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これや串戯じょうだんをしてはけないぜと、思わず独言ひとりごとを言いながら、露草をふみしだき、すすき掻分かきわけ、刈萱かるかやを押遣って、章駄天いだてんのように追駈けまする、姿は草の中に見え隠れて
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
帰りはまた聿駄天いだてん走りだ。自分のつらいよりか、朝から三時過ぎまでお粥もすすらずに待っているかかあや子供が案じられてなんねえ。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
左右にならびし大鶏の名をきくに、鉄石丸、火花丸、川ばた韋駝天いだてん、しゃまのねじ助、八重のしゃつら、磯松大風、伏見のりこん、中の島無類、前の鬼丸