“いそうろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
居候74.3%
食客23.8%
寄食1.0%
寄食者1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
科学がキャピタリズムやミリタリズムやないしボルシェヴィズムの居候いそうろうになっているうちは、まあ当分見込がなさそうに思われる。
電車と風呂 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
此処こゝ食客いそうろうに参っていて夫婦同様になって居た新吉と云うのは、深見新左衞門の二男、是もかたき同士の因縁で斯様かようなる事に相成ります。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その大きな腹は残らず胃袋だから驚くさ。ほかの人の身体は五臓六腑の中に胃袋もあるというのだけれども、あの男の腹は胃袋の周囲まわりに外の臓腑が寄食いそうろうをしているようだ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
社会の寄食者いそうろうになろうとする者こそ不幸だ、ついには有害な寄生虫になってしまう。ああお前は働くことを好まない、うまい酒を飲みうまいものを食い楽に寝ていたいという考えきり持っていない。