“寄食者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いそうろう33.3%
ゐさふらう33.3%
ゐさふらふ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
社会の寄食者いそうろうになろうとする者こそ不幸だ、ついには有害な寄生虫になってしまう。ああお前は働くことを好まない、うまい酒を飲みうまいものを食い楽に寝ていたいという考えきり持っていない。
寄食者ゐさふらうに對する非難は、始終、私の耳へ漠然と傳はる小唄こうたになつてゐた。とても苦しい、つぶされさうな、それでゐて半分しか意味の判らぬ小唄に。
もしも私が、多血質で、利發で、無頓着で、強要的で、縹緻きりやうのいゝお轉婆娘だつたら、同じ寄食者ゐさふらふの、よるべない者であるにしても、リード夫人は、もちつと滿足して、私の存在を我慢したであらう。